2026-10-08
ケアマネジャーの選び方と変え方|「合わない」と思ったら変更できる。手続きの注意点も解説
「ケアマネジャーさんって、どうやって選べばいいの?」 「今のケアマネさんと、どうも話がかみ合わない。変えてもいいのかな」
介護保険のサービスを使うとき、いちばん身近な相談相手になるのが**ケアマネジャー(介護支援専門員)**です。この記事では、ケアマネジャーの役割と選び方、合わないときの変え方を、厚生労働省や自治体の情報をもとに整理しました(出典は記事の最後に載せています)。
ケアマネジャーは何をする人?
厚生労働省の「介護サービス情報公表システム」では、ケアマネジャーの仕事(居宅介護支援)を、次のように説明しています。
利用者の心身の状況や置かれている環境に応じた介護サービスを利用するためのケアプランを作成し、そのプランに基づいて適切なサービスが提供されるよう、事業者や関係機関との連絡・調整を行います
ケアプランができるまでは、おおむね次の流れです。
そして、ケアプランの作成に利用者の負担はありません(全額が介護保険から支払われます)。
なお、要支援1・2の方のケアプランは、主に地域包括支援センターがつくります(地域包括支援センターについての記事)。
ケアマネジャーの選び方
ケアマネジャーは、「居宅介護支援事業所」に所属しています。要介護の認定を受けたら、この事業所を選んで契約します。
事業所の探し方
- 地域包括支援センターや市区町村の窓口で、近くの事業所の一覧をもらう
- 厚生労働省の「介護サービス情報公表システム」で、地域の事業所を調べる
- 入院している場合は、**病院の相談員(医療ソーシャルワーカー)**に相談する
選ぶときに確かめたいこと
決まった正解はありませんが、次のような点を確かめておくと安心です。
- 事業所が家から近いか:急なときに来てもらいやすい
- 連絡がとりやすいか:電話がつながりやすい時間、メールなどが使えるか
- 家族の事情も聞いてくれるか:仕事をしている、遠くに住んでいるなど
- サービスの選択肢を示してくれるか:特定の事業所ばかりすすめず、比べて選べるように説明してくれるか
- 認知症や医療的なケアなど、必要なことにくわしいか
最初の面談のときに、「家族は平日昼間は仕事でいない」「できるだけ家で暮らしたい」など、希望や事情を遠慮せずに伝えることが、よいケアプランへの近道です。
「合わない」と思ったら、変えられる
ケアマネジャーとの相性が合わない、連絡がとりにくい、希望を聞いてもらえない……。そんなときは、ケアマネジャーを変えることができます。
変え方は2つ
- 同じ事業所の中で、担当を変えてもらう:事業所の管理者に相談します
- 事業所ごと変える:新しい居宅介護支援事業所と契約します
言い出しにくいときは、地域包括支援センターに相談すると、間に入ってもらえることもあります。
事業所を変えるときは、市区町村への届出を忘れずに
事業所を変えるときは、市区町村に「居宅サービス計画作成依頼(変更)届出書」を出す必要があります。たとえば大阪市では、
- 居宅介護支援事業所を変更する場合などは、再度の届出が必要
- 届出は、サービスの利用を開始する日までに出す
- 届出がない場合は、償還払いや全額自己負担になる場合がある
- 月をさかのぼっての受付は原則行わない
と案内しています。多くの場合、新しい事業所が手続きを手伝ってくれますが、届出が済んでいるかは必ず確認しましょう。
知っておきたいポイント
- ケアマネジャーは、ケアプランをつくり、サービスの調整をする相談役
- ケアプランの作成に自己負担はない
- 要支援の方は、主に地域包括支援センターが担当
- 合わないときは、担当の変更や事業所の変更ができる
- 事業所を変えるときは、市区町村への届出を忘れずに
介護サービスの全体像は介護サービスの種類と使い方、自己負担の割合は介護保険の自己負担は1割?2割?3割?もあわせてご覧ください。
※ この記事は2026年10月時点の情報をもとにしています。届出の書類の名前や手続きは、市区町村によって異なることがあります。くわしくは、お住まいの市区町村の介護保険の窓口に確認してください。
この記事の出典
- 厚生労働省「介護サービス情報公表システム」居宅介護支援(ケアマネジャーの役割、ケアプラン作成の流れ、利用者負担なし)
- 厚生労働省「介護保険制度の概要(令和7年7月)」(PDF。居宅介護支援は全額が保険給付)
- 大阪市「居宅(介護予防)サービス計画作成・介護予防ケアマネジメント依頼(変更)届出書について」
(いずれも2026年10月に内容を確認しています)
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