親の車・運転

2026-10-18

75歳以上の免許更新|認知機能検査・運転技能検査・高齢者講習と、サポカー限定免許

親から「免許の更新のお知らせが来た」「検査があるらしい」と聞いて、何をするのか分からず不安になる方は多いと思います。70歳を過ぎると、免許の更新には講習や検査が加わります。警察庁の情報をもとに、年齢ごとに整理します。

年齢で変わる更新の流れ

年齢(免許の有効期間が切れる日) 更新の前に受けるもの
70歳以上 高齢者講習
75歳以上 認知機能検査 + 高齢者講習
75歳以上で、過去3年間に一定の違反歴がある 運転技能検査 + 認知機能検査 + 高齢者講習

75歳以上の人は、免許の有効期間が切れる日の6か月前から、認知機能検査(と、対象の人は運転技能検査)を受けられます。早めに予約しておくと安心です。

高齢者講習(70歳以上)

警察庁の白書によると、免許の有効期間が切れる日に70歳以上の人は、更新のときに高齢者講習を受けます。講習は2時間で、講義、運転適性検査の器材を使った指導、実際に車を運転する実車指導があります。

普通自動車を運転できる免許を持っていない人や、運転技能検査の対象になる人は、実車指導がない1時間の講習になります。

認知機能検査(75歳以上)

75歳以上の人は、高齢者講習の前に認知機能検査を受けます。記憶力や判断力の状態を確かめる検査です。

岐阜県警察の案内によると、2022年5月の改正で、検査の結果は「認知症のおそれなし」と「認知症のおそれあり」の2つに分けられるようになりました。「おそれあり」となった場合の手続きは、お住まいの府県の運転免許試験場などで確認してください。

運転技能検査(75歳以上で一定の違反歴がある人)

75歳以上で、過去3年間に一定の違反をしたことがある人は、2022年5月13日から、更新のときに運転技能検査を受けることになりました。対象になる違反は、信号無視、速度超過、横断歩行者等妨害、携帯電話使用など11の類型です。実際に車を運転して、一時停止や信号の通過などの課題に取り組みます。

  • 一定の基準に達しないと不合格になり、免許は更新されない
  • 更新期限の6か月前から、何度でも受け直せる

「サポカー限定免許」という選択肢

「まだ運転は続けたいけれど、不安もある」という人のために、2022年5月からサポートカー限定免許の制度が始まりました。警察庁は、免許を返すことと運転を続けることの、あいだの選択肢として紹介しています。

項目 内容
運転できる車 衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)と、ペダル踏み間違い時加速抑制装置がついた普通自動車
申請 免許の更新のときのほか、それ以外の時期にもできる
対象 普通免許

対象の車は警察庁のサイトで一覧になっています。サポカー以外の車を運転すると条件違反になり、罰則の対象です。限定を外したいときは、公安委員会の審査(有料)を受ける必要があります。

家族が相談できる「#8080」

親の運転について家族が心配なときは、警察の安全運転相談に相談できます。全国共通の #8080(シャープ・ハレバレ) にかけると、お住まいの都道府県警察の相談窓口につながります。高齢になって運転に不安を感じている人への助言や、自主返納の制度の案内などを受けられます。

免許を返すと決めたら

返納の手続きや、返納したあとに受け取れる「運転経歴証明書」、大阪府・兵庫県の返納特典は、親の運転免許の自主返納でくわしく紹介しています。

まとめ

  • 70歳以上は高齢者講習、75歳以上は認知機能検査が更新の前に必要
  • 75歳以上で一定の違反歴がある人は、実車の運転技能検査も必要(不合格だと更新できない)
  • 運転を続けるなら、サポカー限定免許という選択肢もある
  • 迷ったら #8080 で、警察の安全運転相談に相談できる

この記事の出典

(いずれも2026年10月に内容を確認しています)

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